Web開発の歴史 - 私とWorld Wide Web



 WWWのつづり

質問: ワールド・ワイド・ウェブはどのように綴りますか?

 独立した3つの単語として綴られるので、その頭文字も3つの独立した"W"となります。ハイフンは要りません。もちろん、ハイフンを付けて表記されていた事があるのは知っていますが、正式には不要です。また、「worldwide」は辞書では1単語である事も知っていますが、「ワールド・ワイド・ウェブ」では3単語なのです。 私は表記する際に"Web"を大文字の"W"で綴ります。これは「World Wide Web」の省略形だからなのです。だから、「彼が自分のWebサイトで編んだウェブはなんて複雑なのだろう!」となる訳です。 よくWWWはW3と書かれたり読まれたりしますが、その方が言いやすいですね。特に、World Wide consortiumの場合には「WWWC」ではなく「W3C」と表記します。

質問: 何故、WWWと呼ぶ事にしたのですか?

 グローバルなハイパーテキストシステムの名前を探していた時に、私が強調したかった重要な要素はあらゆる物があらゆる物にリンクする事が出来るという分散化された形態だったのです。 この形態は厳密にはグラフや網なのです。もちろんこれはグローバルな規模に設計されています。(CERNでのZebraプロジェクトがその全変数を"Z"で始めるように、サインとなる文字を付けると便利である事に気付いたのです。 実際にWWWに決定するまで、私はハイパーテキストには"HT"で始まる世界的変数を使った記号を書いていた為、"W"は使っていませんでした)。 私が考えた選択肢には、「Mine of information」(この頭文字を取った"Moi"は、仏語にするとちょっとエゴイスティックですよね)とか「The Information Mine」(この頭文字を取った"Tim"はもっと自己中心的!)、 「Information Mesh」(混乱を説明する能力が必要なのに、"Mess"(混乱)に良く似ていますよね)などがありました。MITのカレン・ソリンズが現在Meshプロジェクトを主催しています。