■　ネットワークとの出会い

私が、初めて電子メールを使ったのは、大学院博士課程2年のときでした。 利用目的は、ドイツにいた共同研究者と連絡をとることとアメ リカの論文誌へ電子投稿することなどでした。在学時に利用したメールは、 すべて英語のメール でした。日本語の電子メールを使うようになっ たのは、1991 年春、電子技術総合研究所（電総研）へ着任してすぐ に、所内で日本語の電子メールが活発に連絡手段として使われている ことを知ってからのことです。 1993 年 2 月、物理の研究者同士の情報交換用にメーリングリストを 始めました。 インターネットの関連情報や、研究者同士の気晴らし話、物理学の話と、 結構ふところの深いメーリングリストになっていました。 森田洋平さんと知りあったのもそのころでした。その後、1996 年に日本物理学会の電子化出版検討 ワーキンググループやＷＷＷ運営小委員会に、森田さん達とともに加 わりました。現在は、ＷＷＷの活用などを通して学会の電子化事業の手伝いをさせて頂いております。